持続可能な社会への取り組み

 
 法面プロテクト株式会社は、1980年の設立以来、法面保護工事の専門業者として、生物多様性に配慮した緑化工法、間伐材や伐採木等のリサイクル資材の有効利用を実現する新たな緑化工法の開発・普及など、県下全域の豊かな自然を守りながら、地域住民の安全安心な生活の創出に取り組んできました。
 これらの取り組みは、持続可能な開発目標(SDGs)の理念とも共通していると考え、この度、改めて当社の思い・誓いを「SDGs宣言」としてまとめました。
 
 今後も、持続可能な社会を実現するため、SDGs宣言に基づき、社員一同取り組んでまいります。
 
 


 

環境経営

 
 法面プロテクト株式会社は、持続可能な社会の構築の実現と企業自体が存続・発展することを目指し、環境経営を実践しています。 
 環境への取組みについては、こちらよりご覧ください。
 


 

 

1.のり面保護工事を通じて、地域社会の安全安心な生活の創出へ貢献します。

 
 地震・豪雨等でのり面(斜面)が崩落すると、人命や社会インフラへの大きな影響があります。私たちは「のり面保護工事の設計・施工」をする専門業者として、昭和55年の会社設立以来、地元業界をリードしてきました。
 事業である「のり面保護工事」を通じて、人々の安全で快適な生活基盤を支えます。
 
■関連SDGsゴール・ターゲット 

 

9.1

経済発展と福祉を支える持続可能で強靭なインフラを開発する。

 
 

11.5

災害による死者数、被害者数、直接的経済損失を減らす。

■具体的な取り組み

のり面保護工事の施工
 
 緑化工・植生工・法枠工・抑止工・落石予防工といった工法を用いて、地すべりや斜面崩壊を抑え、災害を防ぎます。

ISO9001を活用した品質管理
 
 ISO9001を1994年より認証取得しております。高い品質の施工を提供するために、常にPDCAを行い、改善を続けています。
技能継承(資格取得推進)
 
 仕事に必要な資格や特別教育、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能の習得を推奨し、必要な試験費、交通費等の費用負担をします。資格取得者には資格手当・技能手当を支給します。

応急救護活動
 
 台風や地震といった災害によって発生した落石の処理やその応急対策を行い、人々の生活基盤を支えます。
サステナビリティ経営推進のための資金調達
 
 2021年12月29日、滋賀銀行と「『しがぎん』サステナブル評価融資」により5000万円の融資契約を締結しました。サステナビリティへの取り組みについてセカンドオピニオンを取得し、滋賀銀行よりモニタリングを通じてご支援いただくことで、さらにサステナビリティ経営を推進していきます。

(滋賀銀ニュースリリース:https://www.shigagin.com/news/topix/2528

 
BCP策定による事業継続への取組
 
 
 
 自然災害等の緊急事態に備え、BCP(事業継続計画)を策定しています。2023年1月19日には経産省の事業継続力強化計画の認定を受けました。事業継続を通して、出来る限りの公共・民間の早期復旧活動にあたり、地域の期待に応えることを目指します。
 
中小機構 事業継続力強化計画HP

https://kyoujinnka.smrj.go.jp/

 

2.環境に配慮した工法を積極的に推進します。

 
 のり面保護工事においては、斜面の安定、経済性だけでなく、地域環境への配慮も必要です。最新の知識・技術で多様な工法を総合的に比較検討し、生物多様性や廃棄物削減に配慮した工法を推進していきます。
 
■関連SDGsゴール・ターゲット 

 

9.4

資源利用率の向上とクリーン技術および環境に配慮した技術・産業プロセルの導入拡大により持続可能性を向上させる。

 
 

12.4

化学物質や廃棄物の適正管理により大気、水、土壌への排出を減らす。

12.5

廃棄物の発生を減らす。

 
 

15.4

生物多様性を含む山地生態系を保全する。

15.8

外来種対策を導入し、生態系への影響を減らす。

■具体的な取り組み

リサイクル材料を活用した工法の推進
(BIWAソイル緑化工法、BIWAチップマルチング工法)
 
 滋賀県内で発生した天然木質資源を良好な人工土壌として、再利用し、緑化を行い、緑を速やかに復元するリサイクル型の生育基盤材です。
 
地域環境に配慮した工法の推進
(ノンフレーム工法、生物分解型資材)
 
 ノンフレーム工法は、斜面に生育する樹木を伐採せず、施工後も元々の景観や環境が保全できるというがけ崩れ対策技術です。
循環型資材を使用した工法の推進
(グリーンフォーマット、森樹朗マット、かまくらマット)
 
 ヤシ繊維や間伐材を材料である循環型資材を利用し、緑化を図ると同時に、資材は時間の経過とともに分解され、自然へと還っていくことで、環境への影響を小さくする工法です。
生物多様性に配慮した工法の推進
(マザーソイル工法・自然侵入促進工法)
 
 近年の自然環境や生物多様性保全への高い関心によって、のり面緑化工に対しても地域の自然生態系の保全に配慮することが多くの場面で求められてきています。

 マザーソイル工法は、地域の森林表土(表土シードバンク)を利用することで、地域の植生回復を図る工法です。

エコアクション21を活用した環境経営の推進
 
 私たちは、環境負荷低減への意志を明確にし、これを推進するとともに効果的・ 効率的に実施するため、エコアクション21に取り組んでいます。

⇒環境への取り組みについては こちら

 
しが生物多様性取組認証制度(3つ星)認証
 
  弊社の取組みについて、滋賀県が認定する令和3年度(2021年度)「しが生物多様性取組認証制度」の最上級認定である3つ星を取得しました。
詳しい取り組みについては、滋賀県ホームページを参照ください。
 

3.働きやすく、活力のある職場環境を実現します。

 
 仕事と家庭・子育ての両立や女性の活躍推進、人材育成制度の充実を行い、社員の個性や人格を尊重し、活力ある職場環境を実現します。
 
■関連SDGsゴール・ターゲット 

 

5.1

女性に対する差別をなくす。

 
 

8.5

雇用と働きがいのある仕事、同一労働同一賃金を達成する。

8.8

労働者の権利を保護し、安全・安心に働けるようにする。

 

■具体的な取り組み

ワークライフバランスの推進
 
 1週間当りの就業時間40時間を目標とし、仕事の効率化のためにICTの活用を強化して所定外労働を減らし、家庭・地域で触れ合う時間を作るよう努めています。やむを得ず休日出勤する場合を想定して、振替休日のためのフォローアップや有給休暇10日以上の取得のための促進日を設定するなど、体制を整えています。
 
県登録HP

https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/shigoto/17588.html

 
 
女性活躍の推進
 
 滋賀県女性活躍推進企業認定制度 一つ星認定を受けており、現場における仮設トイレの簡易水洗化、女性用トイレの設置を進め、女性も働きやすい職場を推進していきます。
 
滋賀県女性活躍推進企業認証制度

https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kurashi/danjyosankaku/11618.html

 
健康経営の推進
 
 仕事も家庭も元気よく両立するために、健康経営を推進しています。年に一度、所定の健康診断に加えて、人間ドックを実施しています。また、これらの取組から2024年には健康経営優良法人に認定されました。今後も社員の健康と活躍を促進し、持続的な成長を目指します。
 
 
 
高齢者就業の推進
 
 
 
 
  定年を65歳とし、その後についても希望者は再雇用します。

 
※65歳以後の再雇用は1年毎に会社と本人とで話し合います。社員が健康で70歳まで働ける会社であることを目標とします。


4. 地域貢献活動を通して地域の発展に寄与します。

 
 地域社会の一員として、積極的に地域貢献活動に取り組み、明るい未来へ繋がる豊かで暮らしやすい街づくりと地域の発展に寄与します。
 
 
■関連SDGsゴール・ターゲット 

 

17.17

効果的な公的・官民・市民社会のパートナーシップを推進する。

 
 

■具体的な取り組み

防災協定の締結
 
 国土交通省近畿地方整備局および滋賀県と防災協定を締結し、災害発生時には所有する土木資機材労力等の提供や緊急的な応急対策、災害救援活動に協力します。
 
美知メセナ制度への参加
 
 
 
  
 滋賀県の県民との道づくり~近江の美知普請の活動の一環として、美知メセナ制度に参加します。
 
地域の交通安全活動の推進
 
 大津北安全運転管理者協会に所属し、社内の交通安全啓発はもとより、地域の交通安全事業にも積極的に参画します。
 
清掃ボランティア等の参加
 
 毎年、びわ湖を美しくする運動、県下一斉清掃運動といった清掃ボランティア活動に参加しています。